「ビジネスにおいてプログラミングの重要性は誰もが理解しているけど、でも自分が習得できるとは思えないし、なによりも苦手意識がある」。こう考えるビジネスマンは、とても多いと思います。

もちろん書籍で概念を理解すれば、事業推進ならびにビジネスモデルの構築はできるかもしれませんが、でも実際には「なんとなく」の構想や世界観で会話されることが多いのも事実。私もかつてマネジメントをしていた際に、やれ自動化、RPAだの会話していましたが、いま振り返ると、本当に理解していたとは言えなかったことに気づきました。(もちろん、いまでも真なる理解ができているかは怪しいですが…)

そんな自分がプログラミングを学んで感じたこと。それは

「エンジニアになることがない文系ビジネスマンこそ、学ぶべきである」

ということです。その理由は、2つあります。

①アイディアを具体化できる

例えば、本屋からamazonに流通チャネルが変わったように、「こんな世界になったらいいな」と思いつくことは誰にでもできるし、実は多くの優れたサービスも、いろいろな人が考えてきた可能性が高いといえます。でもビジネスにおいては「思いつく」ことよりも「形にする」ほうが、はるかに大事です。もしあなたが優れたアイディアを考えたり、あるいはスペシャルな企画屋であったとしても、それを形にすることができなければ、それはただの「戯言」でしかないのです。そしていまの時代、これからの時代において、テクノロジーなしでサービスを組み上げるのは、とても非効率な選択をとることになります。つまりプログラミングは、「あなたの妄想を形にするための大事な手段」であるのです。ただアイディアを思いつく人、思いついたアイディアを形にすることができる人。どちらが市場価値が高いかなんて、一目瞭然です。

②正しく判断できる

もちろん自分の周りに、優秀なエンジニアが揃っている環境であれば、わざわざ初学者がプログラムを書く必要はありません。でも経営や決裁権に近いところで仕事をしている人ほど、事業推進のディレクションが求められます。その時に、エンジニアから「3ヶ月かかる」「1000万円かかる」と言われたとして、その是非を正しく判断するには、どうしたらよいでしょうか。もちろん書籍や情報サイトで各種情報をinputして、この判断軸を磨いている人は多いと思います。でもビジネスにおけるスピード、予算と成果のバランスなど、ギリギリのせめぎ合いを求められるシーンになるほど、この意思決定は「成功」にも「自滅」にもつながります。こうした状況判断を「未知の中で意思決定することのリスク」は、決裁権を持っている人ほど承知しているはず。そのためには、レベルは問わないので、やはり「実際に触る」という行動が不可欠だと感じました。

そんな私が、最初に学んだのは、自宅で学べる「Pro ◯ate」や「Ude◯y」ではなく、「G’s ACADEMY(デジタルハリウッド主宰)」という通学型のラーニングでした。この選択は、結果として、とても良かったと思っています。初学者であればあるほど、「まずは書籍から」「コストがかからないe-learningから」と考えてしまうものですが、この選択をとって「書けるようになった!」という人は限りなく少ないのが現実です。司法試験や大学入試を、独学で乗り越えるようなもので、とても強い精神力と基礎思考力がないと、むしろ「安物買いの銭失い」になる可能性が。なぜ、私が通ったG’s ACADEMYが良かったといえるのか。

(1)input<output

半年間、毎土曜に4時間通っていたのですが、座学やinputは約2時間ほど。あとはひたすらoutputしていることが多かったです。たとえばプログラミングの入口であるHTMLについては「第0回」という扱いで、2時間+WEB補講を受けたら、あとはいきなりHPを作成するという流れになります。なんと、スパルタな…最初は戸惑いましたが、G’sが重んじている考え方として「作りたいものがあれば、そのためにinputする」ことがあり、「教科書的にAtoZを学んだけどなにも作ることができない」という教育のあり方をアンチテーゼにしています。でもよくよく考えると、これは当たり前の話。「なんのための学習するのか」と問われれば、「△△したい」からでしかないはず。その実現に向けて、最短距離で進めてもらえるし、なによりも「知識」ではなく「調べ方」を学ぶことができる。これは、ビジネスの学びでもまったく同様のことが必要ですね。(逆に、オンライン講座の有意義な使い方は、こうした集合型に通った上で復習、技術のupdateに使うのは、とても得策だと思います!)

(2)technology × business

これは卒業制作に関係してくるのですが、G’sでは卒業時に「プロダクトを制作してピッチ」を開きます。そのため卒業制作においては、プロダクトとともに簡単な事業計画書の作成が求められます。この経験が少ない、あるいは生粋のエンジニア畑を歩んでいる人にとっては、こうした事業計画そのものを揉んだりアドバイスをいただく機会は、限りなく少ないと思います。このストロークについては、徹底的に、かつ厳しく向き合ってくれます。それは「あなたの取り組みを成功させたい」から。「なんでもいいよー」と気軽に受け付ければ済むものではありますが、でもこの妥協は絶対に許されない。プログラミング技術を高めることと同じくらい、ビジネスを考える力量をあげることも重要だと理解されているからです。だからこそ、「セカイを変えるGEEKになろう」を掲げ、きちんと実践されているプログラムだと感じました。

(3)friend & partner

これは他のスクールでも同様かもしれませんが、やはり集合型で半年も一緒に時間を過ごしていると、当然仲間意識は高まりますし、この時の苦しさを共有した同士なので、卒業してもずっとつがなりがあります。それだけでなく、G’sの場合は運営側も非常にコミュニケーションを積極的にとってくれ、友人でもあり先輩でもあるという素敵な関係性を構築してくれます。加えてメンターや社外協力者、卒業時のオーディションに参加されるVC、事業会社の方々など、本当に広く多く深く人脈を形成することもできます。これは、オンラインでは絶対に得られません。もちろん希望すれば、出資相談など、卒業後のサポートやつながりも続くので、どう使うかは、自分次第!

ということで、長くなりましたが、改めてプログラミングを学んだことは、自分のキャリアにおいて、とても重要な経験だったと自負しています。そんな取り組みを始める人を増やしたい!そして、G’sのような最適な環境を知ってほしい!と思っています。私自身は、GEEK(エンジニア)になることはないのですが、でもまた時期が来たら、今度はきちんとプロダクトを完成させて、世の中にリリースしてみたいと思います。

ちょうど福岡校で秋の入学生を募集しているとのことでしたので、こちらにリンクを掲載しておきます。間違いなく、見える「セカイが変わり」ますよー!

https://gsacademy.tokyo/fukuoka/

You Might Also Like